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子供が死ぬ話 [日常のあれやこれや]

子供の頃、家族で歌舞伎を観に行くことがあった。当時はテレビでも日曜午後なんかに劇場中継があって、休日の昼食後の脱力した雰囲気のまま家族揃って見ることがよくあった。僕はよく理解できなながらも印象的なセリフなんかは覚えてしまっていた。「ととさまの名はじゅうろべえ」「ごしんぞさんへ」「さてどんじりにひけえしは」「ぜっけいかな」「みやづかえ」「しばらく〜」「ぶぐばぐ」...今から半世紀以上前、歌舞伎はいまほどお芸術ではなくて、ごくごく普通の庶民の楽しみのひとつだったんだろうと思う。

小さい頃はなんとも思ってなかったんだけど、高校生大学生となるに従って少し中身がわかるようになって嫌になった演目が僕にはある。歌舞伎によくある子供を死なせる話。君主の跡取りの首の代わりに自分の子を差し出したり、子に毒味をさせて苦しませた上に死なせたりと、なんの罪のない子供を自ら殺すなんて、理不尽極まりない、と思っていた。そしてそういう演目を見ながら、当時まだ存命だった祖母は本当に涙を流していた。

歌舞伎にある子供の死ぬ話がなんでそんなに不愉快に感じるのか、がこの歳になってほんとの理由がわかってきた。話に描かれた状況の理不尽さが我慢できないのではなくて、それを見て可哀想にかわいそうにと泣く涙が嫌だったんだ、泣きながらどこか嬉しそうな満足したような表情を隠しているように見えるのがいやだったんだ、ということが今頃になってわかってきた。

今日夕方に、親からの虐待で死んだ、当時5歳の女の子の、死の直前の日記のフレーズを、そのあと理不尽にも死ぬことがわかった上で、何度も何度もなんども繰り返すニュースを見ていてそれに気がついた。
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NBodySimulation関数で遊ぶ [日常のあれやこれや]

デスクトップ版と一緒にRaspberry Pi用(pi4+busterでは最初コケてたけど、どうやら動くようになったらしい)のもMathematicaがバージョン12になって、また新しい関数が増えてる。僕は実質的にせいぜいバージョン6ぐらいの時点での機能しか使ってなくて、それ以降に導入された機能はたまにみつけて「ああ、こんなのがあるんだ」と思うぐらいでしかない。でももったいないのでバージョンが上がるといちおうどんなのが増えたのか確認だけはしている....

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日曜美術館再放送「松方コレクション」 [日常のあれやこれや]

今日夜の日曜美術館再放送松方コレクションの話だった。ボロ儲けした金持ちが美術品を買い漁るというのはあまり面白い話ではないんだけど、大正の時代に西洋の名絵画の現物が日本で見ることができる、ということが画期的だったと言うのは十分理解できる。

当時の日本の洋画はヨーロッパに留学できたほんの限られた画家の作品が中心だった。その意味でコレクションの意義が高かった、ということに異論はない。また、そのおかげで僕も西洋美術館でモネやルノワールやゴーギャンの本物を見ることができたので文句を言える立場ではない。でも...

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プレステVRでげろげろに [日常のあれやこれや]

昨日、息子が友人から手に入れたというプレステVRでエースコンバット7をやってみた。イージーモードのミッション1でも敵のロックオンから逃げようとするとぐりんぐりん回ってしまって、すぐにどっちが地面だか空だかわからなくなって、そのうちめまいがしてきた(急な屋根から滑る落ちる夢だ、墓穴を覗き込むんだ、キム・ノヴァクだ)。15分ほどやっただけでゴーグルを脱ぐと、首の後ろが重くなって完全にげろげろになってた。気持ち悪くてそのまま半日寝たままで過ごすことになった。

たまたま帰ってきた娘がそのあとやったら、娘はすぐに慣れて、きゃあきゃあ言いながら次々ミッションをクリアしていった。僕は娘がやってるのを固定モニタで見てるだけでまた気持ち悪くなってきたので逃げた。

何が違うんだろ。歳の差だけではないような気がする。でもどっちにしても僕はもうやらない。もういい。

.....息子はバイオハザードも持ってるらしい....きっとグロ怖いんだろうな.....
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世界はすべてアナログである [日常のあれやこれや]

今でもデジタル嫌いの人がいる。僕のまわりにもそういう人がまだいる。僕が昔、CD用の対物レンズをやっていたころ、CD嫌いの人に直接間接問わずたくさん出会った。彼らの主張の多くは簡単にいうとデジタルによる音は良くない(正確には「気に入らない」)だった。ときどき反論することもあったけど、そのとき僕はうまく説明することができなかった。

今では所詮好き嫌いの情緒的なもので、僕に直接の影響がない限りはうるさくいうつもりはまったくない。でも、ときどき出会う「デジタルとアナログの違い」といった説明には、今でも違和感を覚えることが多い。特に実際的な場面での「アナログ」と「デジタル」は次元の違うもので対比するものではない、と僕は思っている....

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半角カナ [日常のあれやこれや]

本当にどうでもいいことなんだけど、ふとさっき思い出したこと。カタカナに必ず半角カナを使う人が今の会社にいる。僕が今の会社に移ってすぐ、彼から送られてくるメールは必ずそうなっていたので、なにかそういう設定のメーラがあるのかな、と思っていたら、そのあと彼から送られてきたぱわぽの資料の中のカタカナも半角カナになっていた。つまりそうしようと思って半角カナを使ってるとしか考えられないので、なんだかそういう趣味の人なんだ、と理解した。

ずっと昔(たぶん1995年ごろ)、Windowsが急に多くの人に使われるようになってきて、そういう人たちもメールを使うようになって、やり取りするようになったとき、文字エンコードやその他の違いによる問題のしわ寄せがunix/Macユーザに来た(当時はまだMacに寛容な会社だったが、あれよあれよと言う間にunix/Macユーザは少数派になった。ちなみに当時の社内外の有志の努力によってVAXワークステーションのユーザは1980年代後半にメールなどは使えるようになっていた。MacもLocalTalkポートを持ったSONY NEWSの一部の機種のおかげで外部とのメールなどのやりとりができた)。Windowsユーザの間では問題ないのにMacで受け取ると文字化けして読めないことがよくあった...

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Mathematica12.0 [日常のあれやこれや]

Mathmaticaのアップデートが出た。また例によって日本語版は遅れるようである(僕は日本語、別にいらないんだけど)。

なんだかまたたくさん機能追加があるようなんだけど、僕が一番待ち焦がれてたのは....

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OPIE個人的総括 [日常のあれやこれや]

OPIEがやっと終わった。準備のために連続休出して、当日も技術的な内容を説明できるのが僕しかいなかったので、三日間ずっと出突っ張りだった。

これまで(少なくとも僕から見たら)漫然と毎年似たような展示をしていたんだけど、今回はこの一年僕がやってきた実験系をそのままデモにして前面に押し出した。デモは大きく2種類、原理は全く同じでざっくり言うと1次元版と2次元版という感じ。その原理がわかりやすいように説明用のパネルを1枚作って(日曜にIllustratorでいかにもな感じで描いて、レーザプリンタで光沢紙に出力して、ダイソーで買った粘着テープつきのスチレンボードに苦労して貼った。〇〇工藝社ほど手際はよくないけど近いものができたと思っている)、目で確認できるようにキモになる素子を脱着可能にした(出し入れで特性が全く違うことが直感的にわかる)。

さらにアイキャッチのためにレーザの光の通り道を示すLEDの電飾を作った(透明アクリル板に穴を開けて例のLEDを44個並べた。めちゃ大変だった。これは〇〇工藝社より劇的に安価にできたはずである。〇〇工藝社さん、室内でのフルカラー電飾が必要な時はぜひお声がけを)。レーザドライバなどの半田付け基板とそれを制御するためのRaspberry Piはスモークアクリルの板でぴったりサイズの箱を作って被せた。会社の連中は僕の作業を見て「なにやってんだ?」「好きでやってるんだからほっとけ」みたいな反応だった。僕にはその無関心がかえってありがたかった。

当日3日間張り付いていたが、まず電飾に目を止める人が多かった。アイキャッチとしてはそれなりに意味があった。でもその先、そもそも何をやってるのかパッと見てわからなくて説明のチャンスを僕に与えることなくスルーする人がほとんどだった。

それでも3日間で合計10人ほどの人が僕の説明を聞いて「面白い」と言ってくれた。説明した原理には半信半疑でも、キモ素子の脱着でそれが所望の機能を果たしていることがわかって納得してくれた。そう言う反応をしてくれた人は、結局は全員が光学関連の仕事をしていて、しかも回折素子設計なんかをしている人が多かった。ある人は「これは面白い」と言ってそのあと知り合いの光学屋さんを連れてきてくれたりした。その節はありがとうございました。

残念ながら「面白い」と言ってくれた人たちも「でも何に使うの?」「うちではあまり関係ないなあ」と言った感じで、即ビジネス、というわけにはいかなそうだった。まあそんなに甘くはないわな。

めちゃめちゃ疲れたけど、専門家からの反応をもらうのはなかなか楽しかった。このデモをこのままブラシュアップして6月ミュンヘンのLaser world of Photonicsに持って行こうと思っている。今いる会社はここにも毎回(展示会は2年に1回)出しているのに、ただ製品とパネルを並べただけの漫然としたものなので、やめりゃいいのに、と密かに思っていた。2年前は僕の小さな製品デモを展示したけど、パッとしなくて完全スルーだった。

ミュンヘンの展示会でヨーロッパの専門家に面白がってくれる人がいないか探すことにする。それと、専門家へのアピールというとやっぱりペーパ(論文)にするのがいいという気がしてきた。今の会社ではやったことがないらしいので敷居が高そう(前の会社では論文投稿の手間は簡単だったんだけど、そこに行くまでに情報公開に対するメリットを示せないとなかなかOKが出なかった。その結果ボツ論文がフルへヘンドすることになった)ではあるんだけど、やるんなら早いほうがいいよな。でも、そんなヒマがあったら客を探せ、と言われるんだろうな。

でも本当に疲れた。気をつけてたんだけど立ちっぱなしで腰にもかなり来てる。ちょうど連休なのでゆっくり養生することにする。もう歳だし。
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デモ準備 [日常のあれやこれや]

去年のまる一年かけて原理確認用の試作をして、僕の計算がウソではないことがわかった。こんどはその実験光学系をそのままデモ用に仕立てて、今度のパシフィコでやる展示会OPIEに出そうとしてる。もうあと十日しかない。ほんとうに今追い込みで、日曜なのに今日も出社して作業してた。さすがに静かではかどった。

同じ原理でふたつのデモを予定している。また例によって手作り感満載のものになってしまってる。専用に作ったのはたったひとつ、キモになる素子だけで、それ以外は全部シグマ光機やThorlabsの汎用部品で組んで、MacとRaspberry Piにソフトを書いて、説明パネルやキャプションもプリントアウトした紙を僕がパウチっこしてる。

やっぱりその手作り感があまりミットモ良くないと思う人はいて、僕に面と向かっては言わないけど、ほかのやつに「これではちょっとダサいよなぁ」なんて共感を引き出そうとしたりする。でももう遅い。せいぜい基板むき出しのRaspberry Piを百円ショップで買ったプラケースに入れるぐらいのことしかできない。

今日集中的に作業して、ただカメラ画像を見せるだけではなく、そこからいくつかの評価数値を計算して表示できるようになった。これで基本的なところはできたと言える。実は昨日までは間に合うかとヒヤヒヤしてた。僕はこれ、面白いと思うんだけど、他に面白いと思ってくれる人がいるかなあ。もちろん商売に結びつくのが一番いいんだけど、ただスルーされるだけ、というのがありえて、それでは悲しいもんな。せめてちょっとだけでも「なんだこれ?」みたいな反応があるといいなあ。



ところで、これを読んでて展示会に出かける予定の人にお願いがあります。リアルの僕のことを「こいつがdecafishでこんなブログを書いてる」とバラさないでください。「decafish」とリアルの名前で共通集合エゴサーチするとヒット0件という状態をいまでも維持しているので。

ここまで好き勝手に書いといて何をいまさら、というご意見もおありでしょうが、ご斟酌のほどを。


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毎年花粉症に悩まされる [日常のあれやこれや]

随分前から花粉症に悩まされている。30代中頃にはもう発症していたので30年近くになる。鼻はいつもほとんど詰まってしまって、ほっとくと知らない間にすぐ低粘度の鼻水が口から顎へと伝ってしまう。マスクをするととっさに鼻がかめないのでできない。マスクをしてマシになる人が羨ましい。電車の中でポケットティシュを使い切ってハンカチをびしゃびしゃにすることもある。寝てる時にも息ができなくなるので寝られなくなる。特にひどいときは顔じゅうの皮膚が日焼け後のように毛羽立って、見た目にも悲惨な状態になる。非常に辛い。そうやって毎年2月終わり頃から5月初めまで苦しめられる。今年もまだ続いているが....

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