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OPIE個人的総括 [日常のあれやこれや]

OPIEがやっと終わった。準備のために連続休出して、当日も技術的な内容を説明できるのが僕しかいなかったので、三日間ずっと出突っ張りだった。

これまで(少なくとも僕から見たら)漫然と毎年似たような展示をしていたんだけど、今回はこの一年僕がやってきた実験系をそのままデモにして前面に押し出した。デモは大きく2種類、原理は全く同じでざっくり言うと1次元版と2次元版という感じ。その原理がわかりやすいように説明用のパネルを1枚作って(日曜にIllustratorでいかにもな感じで描いて、レーザプリンタで光沢紙に出力して、ダイソーで買った粘着テープつきのスチレンボードに苦労して貼った。〇〇工藝社ほど手際はよくないけど近いものができたと思っている)、目で確認できるようにキモになる素子を脱着可能にした(出し入れで特性が全く違うことが直感的にわかる)。

さらにアイキャッチのためにレーザの光の通り道を示すLEDの電飾を作った(透明アクリル板に穴を開けて例のLEDを44個並べた。めちゃ大変だった。これは〇〇工藝社より劇的に安価にできたはずである。〇〇工藝社さん、室内でのフルカラー電飾が必要な時はぜひお声がけを)。レーザドライバなどの半田付け基板とそれを制御するためのRaspberry Piはスモークアクリルの板でぴったりサイズの箱を作って被せた。会社の連中は僕の作業を見て「なにやってんだ?」「好きでやってるんだからほっとけ」みたいな反応だった。僕にはその無関心がかえってありがたかった。

当日3日間張り付いていたが、まず電飾に目を止める人が多かった。アイキャッチとしてはそれなりに意味があった。でもその先、そもそも何をやってるのかパッと見てわからなくて説明のチャンスを僕に与えることなくスルーする人がほとんどだった。

それでも3日間で合計10人ほどの人が僕の説明を聞いて「面白い」と言ってくれた。説明した原理には半信半疑でも、キモ素子の脱着でそれが所望の機能を果たしていることがわかって納得してくれた。そう言う反応をしてくれた人は、結局は全員が光学関連の仕事をしていて、しかも回折素子設計なんかをしている人が多かった。ある人は「これは面白い」と言ってそのあと知り合いの光学屋さんを連れてきてくれたりした。その節はありがとうございました。

残念ながら「面白い」と言ってくれた人たちも「でも何に使うの?」「うちではあまり関係ないなあ」と言った感じで、即ビジネス、というわけにはいかなそうだった。まあそんなに甘くはないわな。

めちゃめちゃ疲れたけど、専門家からの反応をもらうのはなかなか楽しかった。このデモをこのままブラシュアップして6月ミュンヘンのLaser world of Photonicsに持って行こうと思っている。今いる会社はここにも毎回(展示会は2年に1回)出しているのに、ただ製品とパネルを並べただけの漫然としたものなので、やめりゃいいのに、と密かに思っていた。2年前は僕の小さな製品デモを展示したけど、パッとしなくて完全スルーだった。

ミュンヘンの展示会でヨーロッパの専門家に面白がってくれる人がいないか探すことにする。それと、専門家へのアピールというとやっぱりペーパ(論文)にするのがいいという気がしてきた。今の会社ではやったことがないらしいので敷居が高そう(前の会社では論文投稿の手間は簡単だったんだけど、そこに行くまでに情報公開に対するメリットを示せないとなかなかOKが出なかった。その結果ボツ論文がフルへヘンドすることになった)ではあるんだけど、やるんなら早いほうがいいよな。でも、そんなヒマがあったら客を探せ、と言われるんだろうな。

でも本当に疲れた。気をつけてたんだけど立ちっぱなしで腰にもかなり来てる。ちょうど連休なのでゆっくり養生することにする。もう歳だし。
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