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むかしのこと [日常のあれやこれや]

先々週だったか、娘んちに行って話をしていて思い出した。

今年2月末に死んだ僕の父は生前、神戸市立中央図書館の主幹(館長ではなく司書の親分みたいなのらしい)をしていて、小学校3、4年ごろの僕はかなりの頻度で父の仕事場に行った...

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味は何で決まるのか? [日常のあれやこれや]

僕らはいろいろな生き物を食べる。ほとんどは火を通すなどの調理の過程を経る。食べるときに味がする。キャベツはキャベツの、大根は大根の、豚は豚の、鶏は鶏の味がする。なんで種ごとに味が違って、味から種が特定できるぐらい種の中では同じ味がするんだろう。

人間の舌には味を感じる部分があって、甘酸塩苦とうまみの5種類を感じることができる、となっている。それ以外に食感や匂いが加わる。さらに温度や見た目がそれに影響する。味覚は自分の口にしたものが栄養のあるものかあるいは毒なのかを意識させる最後の砦として進化したんだろう。

舌にある味蕾の味覚細胞は多くはイオンを感じるんだろう。そしてそのイオンがくっついている先の分子の形で感度が変わったりするんだろう。「うまみ」はグルタミン酸を感じるということになってるけど、それ以外のアミノ酸やヌクレオチドも感じるらしい、というかそうでないとおかしい気がする。

大きく分けて植物と動物では、前者はセルロースとリグニンが多くて、後者はタンパク質と脂質が多い、という違いがある。セルロースやリグニンは人間は代謝できないけど毒にもならないので味として無感覚なのはわかる。糖は比較的簡単に代謝してエネルギーにできるし、アミノ酸やペプチドはそのままタンパク質の材料になるし、ヌクレオチドはDNA、RNAやリン脂質の材料になるわけだから、好意的な感覚をもたらすというのはわかる。

種によってDNAの塩基配列は違ってるけど、タンパク質としてコードされている部分以外がいくら違っていても、細胞質量全体からいえばほんのわずかなものなので、食べた時の味の違いとして現れるとは思えない。そしてタンパク質にコードされている(エクソンというのか)配列は何度も同じタンパク質を量産するわけだから少しの違いが増幅されるはずである。しかし同じような機能を持つタンパク質は種が違っても大きくは違わないはずで、それはなぜなら違い過ぎれば機能を果たせなくなってしまうからである。

そう考えると、ざっくり言ってしまえばそういう代謝可能な材料レベルで言えば植物どうし動物どうしで比べれば似たり寄ったりで、食べたときの味が種によって違うというのは不思議である。

種独自の代謝の結果、体に蓄えられる物質に違いが現れる、というのはあるかもしれない。たとえばフグはテトロドトキシンを選択的に体内に蓄える仕組みを持っていたりする。言うなれば2次的な種の違いである。フグの場合はフグ以外には毒なので極端な例だけど、似たようなメカニズムで種ごとに違う物質が蓄えられるという可能性もある。その場合メカニズムはいろいろに広がって考えるのが難しくなる。

しかし肉の食感の違いなんかは、DNA配列の違い以外で説明はつかないはずである。筋肉が筋肉として機能するためにはアクチンとミオシンが必要で、そのアミノ酸配列は動物種によって大きくは違わない。となるとその整列のされ方みたいな高次構造とか、基材となるタンパク質構造の違いとかにバラエティがあるということなんだろうな。そういうのは構造体として維持できれば違っていても問題ないはずだし。



昨日、息子が母親に言付かったお使いで、鶏モモ肉の代わりに胸肉を買ってきてしまったおかげで、今日の夕飯が胸肉ざんまいになってしまった。モモと胸でも食べるとこんなに違う。付け合わせの人参になると、味や匂いや食感の違いが途方も無いような気がした。食べててなんかすごく不思議に思ったので。


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NHK「中古品市場」 [日常のあれやこれや]

今週はじめからまた工場に来ていて、今夜ホテルに帰って来てニュースをぼーっと見てた。「メルカリ」みたいなユーザ同士で売り買いする中古品市場が成長しているという。僕自身は使ったことはないけど、飽きたら捨てるというバブル時代の感覚は僕にも馴染めなくて、そういうのはいいことだと思っていた。

例えば、ネットが普及する前、僕らの子供達が小さかったころ、幼児のための服や用品なんかを、女房が知り合いの範囲で使い回すということがあった。子供服なんかはすぐ小さくなってしまうので合理的だと思った。僕が子供の時代は父親や祖父が使っていたおくるみに僕自身が収まっている写真が残ってたりした。製品寿命の方が使用可能期間よりずっと長い、ということはよくあって、それは「ビンボくさい」とかではなくて長い人生の中での最適化と考えることができると思っていた。

そういうのとは全然違う使い方として、番組の中で「Facebookにあげた写真にいつも同じ服を着ていると思われるのがイヤ」なのでメルカリで安い中古品を買う、という話があった。

インスタグラムに上げるために必要以上に盛るなんていうことが普通らしいので、そういうのもあるんだろう。僕は別にそれぞれ好きにすればいい、と思うのでとやかくは言わないけど(もちろん僕自身はそんなのバカみたいと思うんだけど)、その話を聞いて昔の映画のあるシーンを思い出した。

それが何の映画だったかは思い出せない。たぶん小学生のころお袋に連れられて近所の三番館で見たハリウッド映画だったと思う。有閑マダム風の副主人公級登場人物が、パーティに着て行く服を悩んでいる。これは誰それの何々のときに着たし、これはあれで、これはそれで、とワードーローブにずらっと並んだドレスにダメ出しをする。

子供の僕は、大人の女は一度着た服は着ないのか、でもそれなら取っておく必要もないだろうに、となんとなくぼんやりと不思議に思った。

NHKのニュースを見て50年間完全に忘れていた記憶が蘇った。なにがびっくりしたと言って、僕の頭の中のいったいどういうところにそんなものが残っていたのか。最近数ヶ月から数年レベルの記憶がすっぱりと抜け落ちて他人から「あの時お前はこう言った」「こんなことをした」と言われて反論どころかウロがきて何の反応もできないということがよくある。

できることならそんな大昔のどうでもいい記憶領域を中期記憶のために使い回せないか、と切実に思ってしまう。

「メルカリ」に「余った記憶領域売ります」とかいうのはないだろうか。
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ガウシアンビームの光学 - その29 [ガウシアンビーム]

先に片付けたいことができたので、ちょっと間が空いてしまったけど、片付け終わったのでガウシアンビームの続き

前回までで基礎的な数学と物理的な意味、光学でのあつかいなんかをやってきて、だいたい僕が仕事でやっているレーザにまつわる計算の一般論みたいなものができたというつもりでいる。会社に若い後輩がいて、こういうことを基礎知識、というより教科書だけではないボディランゲージも含めたスタイルとして伝えられればいいんだけど、今いる会社に若い奴はいない、というか光学屋は僕一人なので、こういうところに書き散らすだけになってしまう。ちょっと寂しいというか、虚しい。

前の会社なら若いのもいたんだけど。まあ最近の若いのはそういうのを落語の内弟子みたいなもののように感じて敬遠するかもしれない。僕自身も他人との濃厚接触は、還暦を過ぎた今となってもすごく苦手だし。

まあそれはいいとして、今日からシメの測定の話をする。鍋で言うなら雑炊のような話だけど(そう言う比喩でいうと数学は昆布の出汁で物理の味わいは河豚の身で光学は白菜椎茸ネギ豆腐である)、本物の雑炊と違ってそのままだとかなりドロドロするので、うまくまとまった話になるかどうかよくわからないけど、始める.....

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ベンチャースパコン社長がNEDO助成金詐欺で逮捕 [日常のあれやこれや]

PEZY Computing社長が逮捕されたと言うニュースを知った。NEDOの助成金にApplyした人なら多分みんな感じてるんじゃないかと思うけど、僕はなんで?と思ってしまった。
NEDOの審査を普通に通って、しかもスパコン性能を騙ったわけではなくてちゃんとした評価の結果、目標を達成しているのにどういう詐欺なんだろう。その社長が単なるファンドマネジャだという指摘もあるようだけど、架空の数字ではなく実際に動作させた結果で性能評価されてるはずだし、予定していたメモリデバイスが使われなかった、と言ってもそんなもの結果オーライのはずだし。

NEDOの助成金を申し込むならみんないいことばかり盛り込んでどこまでほんとだか本人にさえわからないのが普通だろうし、開発が最終的に失敗したとしてもそれが詐欺だとはみなされない。仙台にいたころ、ほとんどSFみたいなテーマなのに助成金を手に入れた連中を僕は身近に知っている(あれはNEDOじゃなくてA-STEPだったか。どっちにしてもそれがどうなったかは知らぬが花)。

研究開発なんて失敗したら結果的には詐欺みたいなものである。件の社長は成果をそれなりに出しているのに、それより悪質な犯罪行為っていうのが想像できない。前の会社で二十数年間ずっと研究開発を続けているという連中がいたけど、僕から見るとそのほうがずっと悪質に思える。あとは数の違いぐらいしかないんじゃないのか。ほんとのところはなんなんだろう。よくわからない。誰か解説してくれないかな。
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「生命を支えるATPエネルギー」読了 [読書]

二井將光著、講談社ブルーバックス。
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しさしぶりのブルーバックス。面白かったか、というとなかなか厳しい。僕はメカニズムそのものに興味があるのでそれなりに楽しんだけど、そうじゃない人には単なる事実の羅列に思えてしまうんではないかしら....

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