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Mathematica12.0 [日常のあれやこれや]

Mathmaticaのアップデートが出た。また例によって日本語版は遅れるようである(僕は日本語、別にいらないんだけど)。

なんだかまたたくさん機能追加があるようなんだけど、僕が一番待ち焦がれてたのは....
そう、macOS版のFront Endがやっと64bit化される点。Wolfram自身もブログの最後の方でちょろっと言及してる。Front Endが絡む処理、特にGraphicsのPDFなどへの変換や、無圧縮モノクロ画像リストの3D表示なんかでスタックを使い果たしてクラッシュしてしまうことがあって困っていた。

でも最近は僕がMathematicaでやってることはPythonでできてしまうようになりつつある。代数演算、行列操作、複素演算、方程式の解、数値積分、関数や数値のいろいろな次元での可視化、IllustratorやLaTeXへの出力、などなど、僕がMathematicaで使ってる機能はSymPyNumPyやその他のライブラリパッケージで実現できる。Mathematicaのほうが垢抜けてる感じはするけど、それだけのために何十万円もの出費を正当化する理由にはなりにくい。

それ以外に僕がMathematicaを使い続けている理由は、そのシンタクスだった(そのシンタクスが一番嫌い、という人は多いけど僕は逆)。特に引数とオプションを区別して広範な機能を持つ関数でもシンプルに呼べて覚えやすかった。さらに関数型プログラミングとパターンマッチングとを組み合わせて、普通の言語なら複雑なループになる作業も非常に短く簡単に表現できた。ところが括弧のペア確認(基本的にはLISPと同じように括弧の数さえあっていれば文法的には許容される)の手間を減らすための「Map」→「/@」などのシンタクスシュガーが膨大な数になってその優先順位を覚えていないとつまらない問題を起こしたり、さらにはEntity表現のように文字列の内容がプログラミング上のセマンティクスに直接影響するといった、便利ではあるけどシンプルさを損なう機能が導入されて、僕の感じていた使いやすさはどんどんなくなってきた。

さらに最近追加される機能は機械学習、画像処理、ウェブやクラウド、ブロックチェイン、Unityインターフェイス、などで何もMathematicaを使わなくても、と思えるものばかりになっている。Pythonが後ろから迫ってきてるので、Mathematica(というかWolfram)は逃げるしかないんだろうけど。

それでも誤差を伴う量の計算(ちゃんとやろうとするとすごく難しいけど)やプロットのロバストネスの向上のような地道な改善なんかは歓迎したい。しかしやはりこの延長線上なら僕もいつかはPythonに乗り換えることになるだろう。

僕がMathematicaに依存しなくなるとき、残るはやはりAdobe製品である。IllustratorとPhotoshopとはできればMathematicaと同時におさらばしたい。特に僕はIllustratorの88からのユーザで、手放すのはなかなか難しいんだけど、最近は僕の使わない機能ばかりが増えて遅くなるわメモリは食うわで逆にどんどん使いづらくなっている。Photoshopなんか立ち上げ直後だと「新規」メニューを選択してからダイアログが開くまでiMacで10秒以上かかることがある。10秒が待てないというわけではないんだけど、ジジイは集中力が低下してるので、作業のリズムが阻害されてすぐ何やってたか忘れてウロが来る、ということがよくある。勘弁してほしい。

しかしそれ以前に、MathematicaやIllustrator Photoshopに依存しない努力をしている間に、僕自身がそもそもそういうものに依存する必要がなくなる、ということのほうが先になるかもしれない。ジジイはいつも残り時間を意識しないといけないのである。
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