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Markdown関連メモ [LaTeX関連]

またこの土日もソフトウェア書き。ここんとこそうやってもう何ヶ月も土日を潰して、休みはずっと引きこもり状態。来年のいくつかの内外展示会に、これまでよりもうちょっとだけ大掛かりなデモをやるつもりでいる。それに向けてRaspberry Pi用の通信やらGigEカメラのドライバやらをリファクタしたり作り直したりして、それをもとにデモを構築しようと思っている。会社のみんなはそのデモにそれなりの期待はしてるけど、僕がそのために具体的に何をしているかを理解している人は誰もいない。

ところで全然話は違うんだけど、震災後紙に描くことをやめからずっと僕はメモ書き用にLaTeXを使ってきた。適当なテキストエディタですぐ書けたし、そのメモに式を書くことが多かったからである。でもLaTeXだとキータイプがどうしても多くなってしまうので、Markdown(.md)も使おうとずっと思ってたんだけど、なかなかできなかった。単にめんどくさかっただなんだけど。

先週の出張中、ホテルでメモを書いてたときに、やっぱりmdにしようと思って調べた。その完全に自分用のメモ....

markdown editorにはいろいろあるらしいけど、テキスト入力とレイアウトのウィンドウペインが分かれていたりして、かえって煩わしくて、テキストで書くだけならいらないと思っていた。Typoraといういいのを教えてもらった。入力していくとひと段落するたびにレイアウト形式に変換されて表示される。メモにはちょうどいい。しかもmacOS版TyporaのUIはmacOSによく最適化されていて、違和感がない。

残念なのはAdobeのIllustratorやPhotoshopのネイティブフォーマットは表示されない(クロスプラットフォームを標榜するなら難しいのかもしれない)のと、バグなのかぼくの環境の問題なのか、TeX数式のインライン表示ができたりできなかったり(何も表示されない)する。まあどうせメモであっても書き終わってもう「編集しない」と決めると全体をLaTeXに変換した方が僕には見やすいし、便利。

TyporaからLaTeXに変換できると思われる「エクスポート」メニューがあるけど、LaTeXを選択するとクラッシュする。メニューを選ぶと行き先がなくて例外が発生してるようなので、そもそも実装されていないように見える。Typoraは現状まだベータだそうなので、仕方ない。それほど期待はしていなかったんだけど、やっぱり手動で変換するのはバカみたいなので探すと、pandocというのをみつけた。これはコマンドライン(なのにちゃんとインストールパッケージがある)で
$ pandoc untitled.md -o untitled.tex
とするとLaTeXに変換してくれる。何も指定しないと返還後のファイルの中にドキュメントクラスの宣言や\begin{document}はないようで、もっと大きなファイルにインクルードするのを前提としているらしい。それは僕には好ましい。Typoraもフォーマット変換にはpandocを起動するように書けばいいのに。

ところがpandocはデフォルトでは最近のパッケージを使うコードが出力されるので、僕の環境ではコンパイルできなかった。オプションで調整できるようだけど、デフォルトで使える方が先々のことを考えると楽なので、ひとつひとつパッケージを確認して必要なのを入れた。

僕の環境で必要となったパッケージは
\usepackage[dvipdfmx]{hyperref}
\usepackage{pxjahyper}
\usepackage{longtable}
\usepackage{booktabs}
\providecommand{\tightlist}{\setlength{\itemsep}{0pt}\setlength{\parskip}{0pt}}
これだけ追加すると通るようになった。最後のtightlistはパッケージを探しても見つからなくて、StackOverflowのよそ様のコメントからコピペさせてもらった。providecommandというのは知らなかったけど、これはすでに使えたらしい。

しかし僕のLaTeX環境はすごく古いままになってる。たぶん10年以上前にShift-JISからUTF-8にエンコードを変えてドキュメントクラスをjarticleにした以降、パッケージ構成なんか全然変わってないんじゃないだろうか。TeX/LaTeXを使い始めたのは前の会社に入ってすぐぐらいの頃だったので、もう35年になる。

Knuth先生の仕様変更しないという思想をいいことに、そのまま使い続けてるけど、/usr/localの中は古いtexとtexliveがごちゃごちゃのままだし、今ではもっと便利なのがあるに違いない。一度整理した方がいいよな。

僕が35年前に使い始めたのは当時先輩がVAX/VMS上に移植してくれたものだった。日本語エディタはDEC謹製のjediというエディタで、LaTeXの日本語化はpLaTeXではなかったと思う。Knuth先生が初版を上げてから5年ほどだということになる。TeXは今ではエンドユーザ向けのソフトウェアとしては最古参だろう。そんな長生きのソフトウェアがあって、年寄りにも使えると言うのはすばらしいことである。

もちろん年寄りにとってはだけど、若い人はいいよな。こういう枯れまくったソフトウェアもあれば、最先端の技術を投入したのも使える。なんでもかんでもえくせるぱわぼわーどと言う人もいるけど、それはちょっともったいないと僕は思う。
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