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年寄りに仕事させるなよ [日常のあれやこれや]

今日もまた工場に来て今ホテルに戻ってきた。すごく忙しい。若い頃も忙しい時代があったけど、そのころはぶりぶり長時間残業してやり過ごしてた。ところが最近は歳のせいで残業が効かない、というか残業するとむしろ効率が下がってトータルのスループットが出なくなるので、どんどん時間が足りなくなる。

忙しさの質も若い頃とは違ってる。今いる会社のような零細企業では、僕が前いたような大企業と同じようなことをしていては絶対ダメで(もちろんできるわけもなく)、小さくてもなにかひとつピン芸、一発芸というか、一瞬の出オチでもいいので他と違うところがなければいけない。それをひねり出すのは僕の役目で、このままではヤバいと思っていて、危機感というか焦りを感じている。それは単に時間の問題だけではない。

それでも、去年の暮れから始めたテーマにはそれなりのデータが溜まってきて、計算間違いでもなければ嘘っぱちでもないということがわかってきた。一方、それなりに弱点もいくつか見つかってきた。お客さんの中には面白がってくれるところもでてきたけど、まだ具体的な話、仕様を決めてサンプル作って評価してもらう、という話にまでたどり着いたところはまだない。

それとは別に営業がぽつぽつと既存のモデルの仕事を取ってくる。それはありがたいんだけど、これまで作ってたのがそのまま使えるということは全くない。物理的に不可能なことを言うお客さんには丁重にお断りを入れるんだけど、それ以外には物理限界をぎりぎり狙ってくるお客さんや、突拍子もない数字、でも理論的には正しい、なんてところに突っ込むお客さんばっかり。普通の人はいないのかよ(どうも大手ベンダに断られてあちこちしたあげく最後にこっちに来る、というパターンらしい)。

たいていそういうのは新しい調整機や評価機が必要になる。そのうち光学にまつわるものは僕の担当になる。どの装置も全部人間が目でモニタを見て、手を使ってマイクロメータを調整するという装置にしている。たかだか月に百個作るのにエアシリンダぷしゅぷしゅソレノイドぎっちょんぎっちょんステッピングモータぎゅるぎゅるもない、と僕は思うんだけど、僕が入る前はそういう戦艦大和なゴツい装置を専門の装置屋さんに作らせていた。申し訳ないが順にお払い箱にして部品取りさせてもらった。

こういうことしていると当然のことながら、工場の調整機評価機や手元にある開発用の光学関連設備はどれも、僕がプログラムしたMacとRaspberry Piが繋がった、光学ブレッドボードの上にGigEカメラと汎用光学部品をバラックで組んだものばかりになった(誰かがいみじくも「大学の研究室みたい」と言った)。

それって、自作自演というか、自業自得というか、自家発電というか、年寄りが自分の居場所がなくなるのが怖くて、無理やり仕事を作ってるようなもんだから、そりゃ忙しくもなるだろ、と言われるわな。

でも僕としては生物が周りの環境というか生態系に影響を受けて種がだんだん改変されていってその結果ニッチを得るように、僕も環境に合わせて仕事の内容ややり方を最適化していった結果こうなったんであって、ニッチを確立するという目的が先にあったわけではない、と思っている。まあ、人様から見ればまったくどうでもいいことだろうけど。
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