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変調弦ギターによるバッハ-その1 [ギター - 変調弦によるバッハ編曲]

LilypondがLeopardでうごかないままだけど、バッハのリュート独奏曲に関するメモを書き始めることにする。

今、バッハのリュート曲のギターへの編曲のアイデアを得て、そしてこれから具体的に楽譜としてまとめようと考えている。この編曲は運指上の技術的な問題を解決するため弦の調律を一般とは異なる方法に変更したギターのために行う。

バッハのリュート曲は多くのギタリストにとって、全ギター曲の中でも飛び抜けて重要なレパートリーとなってる。しかし技術的な問題の多さから一般のアマチュアギタリストには近寄りがたいのも事実である。まず編曲の背景から。

編曲の目的とその目標

現在バッハのリュート曲は本来のバロックリュートでよりも楽器として一般的なギターで多く弾かれている。ところが

  1. バロックリュートの調弦法がギターと異なる
  2. バッハ自身があまり演奏技術上の問題を重要視しなかった
  3. 曲によってはリュートチェンバロ用で、リュートを前提に作曲されていないと思われるものがある


等の理由により、お世辞にもギターで弾きやすいとは言えない。そこで一般的なギター編曲では声部の数を減らしたり、音荷を短くする等の妥協を許すか、アクロバティックなビルトゥオーソに依存するか、またその中間のどこかを目指すかをまず最初に設定することからはじめることになる。

バッハはいろいろな楽器に対して演奏技術的な問題を軽く見ていた(無伴奏ヴァイオリン曲を見るだけでも明らかである)がしかし、物理的に演奏不能な音符はただひとつとして残さなかった。音域をはみ出すことはなく(例えばマーラーはヴァイオリンのフレーズの途中に下のFの音を括弧を付けて書いた。出ないけど出すつもりで弾け、と言うことらしい)、クラビア曲では片手で9度を超えることはなく、やはりリュート曲ではひとつの弦で二音以上鳴らすことはない。従ってバロックリュート調弦と同じ調弦法の楽器ならば原理的には演奏可能である。

だが、物理的に演奏可能ということと、実際に音楽として表現することとは別問題である。古楽器が復元されて当時の技法が十分明らかになっている現在であってもバッハのリュート曲の演奏は簡単ではない。

僕の目標は変調弦をギターに採用することでバッハの意図を出来るだけ損なわずに技術的な問題を少しでも軽減することを目指す。これから楽器の機能上の問題とギターによるバッハ演奏の問題点をレビューする。最終的には変調弦を採用する妥当性とそれによる効果を考えて、実際に実装(運指をつけた楽譜を作る)したい。


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