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iMacのレスポンス低下とその対策 - その後 [日常のあれやこれや]

iMacのストレージをハイブリッドHHDに交換して1週間になった。金曜にシャットダウンして月曜朝立ち上げると、Illustratorの起動が驚くほど速くなっていた。これまではCCにしてからIllustratorアイコンをダブルクリックしたあと10分近くほったらかしにするしかなかったんだけど、月曜朝は数十秒でパネルが開いた。そもそもこれまでがおかしいかった、とは言えるんだけど、キャッシュの効果とフラッシュメモリ速さにあらためて感心した。

Illustratorへの文字入力でビーチボールが回ることもなく、快適になった。Illustratorファイルのスクロールや拡大縮小で現れていたビーチボールもめっきり少なくなった(CCにした直後は大きなファイルをうっかりちょっとスクロールしてしまうと10秒といった時間何もできなくなっていた)。ReadOnlyなファイルだけでなくちゃんとデータのファイルもキャッシュされているということらしい(いや、そりゃそうだろ)。ちゃんと測ったわけではないけどOSのブートや他のアプリの起動も速いような気がする。

この調子でMathematicaの計算が速くなってくれるとありがたいのだけど、もちろんそれはない。いっぽうでなぜかLaunchpadの文字入力に対するレスポンスはあまり変わらない。Launchpad経由で同じアプリを何度も起動することはないのでキャッシュが効かないのか、それともキャッシュとは別のところで律速しているのか(でもOS X10.11では普通に使えていた)。

交換したハイブリッドHDDのフラッシュメモリは8GBで、これは僕のiMacが積んでいるメモリと同じ容量で、ファイルシステムには結構大きなスワップができているので、正直にいうとあまり効果は期待できないんではないか、ひょっとして捨て金だったのではないかと内心、心配になっていた。つまりフラッシュメモリが小さすぎて、すぐ中身が書き換わってしまってキャッシュとして機能しないんではないか、と思っていた。どうやら杞憂でとりあえずほっとした。

なにが不思議と言って、Illustratorの終了も速くなったこと。これまではただシャットダウンするといつまでもIllustratorだけが生き残ったままで、30分たってもシャットダウンできない。終了するというかっこうしたまま死んでるとしか思えないんだけど、MacBook Proではそんなことはない。シャットダウンのときにまず他のアプリを終わらせて、ストレージアクセスがなくなったのを確認してからIllustratorを終わらせるという手順を踏むと正常終了できたので、iMacにかぎって最近はそうしていた。それでも1分以上、ひどいときは3分近く待たされた。たぶん次の起動のためにいろいろなパラメータを保存したり、キャッシュファイルを忙しく更新したりして、そのせいでスラッシングみたいなことが起こってるのか、と思っていた(キャッシュファイルのせいで遅くなるというのも本末転倒という気がするけど、おそらく他の部分で高い効果があるだろう。もちろんこれは皮肉だけど)。

ハイブリッドHDDに交換して読み出しは速くなっただろうけど、書き込みは変わらないはず(少なくともAmorphousDiskMarkの結果では変わらなかった)で、ではIllustratorは終了時に何をしてるんだろう。何かよくわからないけど、終わりぎわに書くよりもたくさんのファイルを読んでいる、としか思えない。何のためなんだろう。理解できない。

ということで、東芝のフラッシュメモリ部隊はシーゲートが買収すれば?

Eテレ「クラシック音楽館」 井上道義のショスタコーヴィチ [クラシック]

2月5日夜の放送。井上道義は僕の好きな演奏家なので彼が元気なのはうれしい。病気の前から頭髪が徐々に後退してたけど、とうとうなくなってしまったのはもともとルックスが良かっただけに残念である。でも若い頃からあった可愛らしさ愛らしさ憎めなさは変わらない。人柄だな。

ピアノコンチェルト1番ではアレクサンドル・ヴォロディンという若手というか中堅のピアニストが、ショスタコーヴィチのわざと鳴りにくい音を選んだかのような複雑な音符を事も無げに弾いていった。もう一人のソリストのトランペットはこれが私の仕事です、と言わんばかりに淡々としかも軽々と吹いた。それはこの曲では正しいし、とても良かった。

一方でヴォロディンのピアノはすごいんだけど、なんかもうちょっと違うものが欲しかったという感じがする。この曲のピアノにはトランペットと違って演奏家の個性が要求されているように僕には思える。それはアンコールに弾いたプロコフィエフでも感じられた。テクニックはすごいけど、どこか曲に答えられていない感じが残尿感のように僕には残ってしまった。

そのあとの交響曲12番。僕はこの曲がショスタコーヴィチの曲の中ではイマイチだと思っていた。その前の11番は一歩間違えば駄作になりかねないのを、無意識化に染み込むような緻密でしかも重層的な作り込みで、見かけとは違った方向に持って行った名曲だと思うんだけど、同じパターンで作った12番はそれが「スベった」感があって、ショスタコーヴィチにしては安易な感じが僕にはする。

井上道義はなかなか熱い演奏をしたんだけど、この曲のそういう表層的な面がかえって強調されたような気が僕にはする。これだったら僕としては彼の振る11番の方を聴きたかった。

Raspberry Pi用pigpio Library - その10 [Raspberry Pi]

pigpioライブラリの概観(その1その2その3その4その5その6その7その8その9)の続き。pigpioの話は今日でおしまい。いずれpigpiod_if2をmacOSに移植した話をしようと思うけど、それはもう少し先。

全部をひとつのpdfにまとめたものをここに置いておく。余計な話はなるべく省いたけど、細かいコメントのようなものまでを対象にすると結局書き換えないといけなくなるのでやめた。そのせいで日本語の解説としてみたらかなり冗長なものになってしまっている。そのあたりはごめんなさい。

今日はライブラリそのもののオーバーヘッドとクロス環境で使う場合の問題点について。

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iMacのレスポンス低下とその対策 - その2 [日常のあれやこれや]

昨日の続き。使い続けるのが嫌になるくらい反応が悪くなったiMacに対して、MacBook Proとの比較のストレージベンチマークの結果と、その対策をどうしたか、そしてとりあえずの解決は見た、という話。

そのためにこの数日、会社のオフィスでiMacをがば、と開けて臓物をあらわにしながら派手に作業をしていた。これも仕事の効率を上げるため、と周りのみんなに言い訳した(言い訳しなくても僕の普段の様子からみんな気にもしないようだったけど)。そして待ち時間も多いのでこの文章は仕事時間中に書き始めていた。仕事時間中にこんなことを書いているとなぜかダラダラといっぱい書いてしまう....

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iMacのレスポンス低下とその対策 - その1 [日常のあれやこれや]

僕は昔(2014年3月まで)仙台にいたころプライベートに使っていたiMac(12.5-inch,late2012)を会社のオフィスに持ち込んで、もう1台今の会社で買ってもらったMacBook Pro(Retina 13-inch, Late2013)を普段用に持ち歩いている。

Macなどまかりならん、存在すら許さん、という前の会社とは違ってそんなこと誰も気にもしないので、仕事に気楽に使わせてもらっている。iMacのほうは当時の最下位機種とはいえCPUが4coreの2.7GHzでディスプレイも広いので、長い計算を走らせっぱなしにするか、そうでないなら会社で自分の机の前ではiMacを使って、iMacのそばから離れたときはMacBook Proの方を使う、という感じになっている。

一方で、会社での光学的な実験や組み立て調整用の設備は、ここ2年ほど僕がすべて構想/設計してプログラムしている。それらのうちGigEなどの無圧縮カメラの接続が必要な設備のホストには今のところすべてMac miniを使っていて、もうそれが5台も溜まってしまった。そう言う状態に対しても誰からの文句もない。ようするに設備が機能を果たせばそれでいい、ということである。

使うsdkをホストごとに変えるなんてことはしたくないし、OSのバージョンは統一されていた方が問題は少ないはずである。そこでこないだまずiMacとMacBook ProをmacOS 10.12 Sieraに上げた。このあと順次転がってるMac miniを同じように上げる。僕はSieraで導入されたAPIを使わないといけないというようなことはなかったのでやりたくなかったけど、まもなく6台目を入れる必要があってそれには当然Sieraが乗ってくるるのでしかたなく(ハードウェアはアップデートされてないので10.11でもインストールできるかもしれないけど)。

SieraにあわせてXcodeも8.2.1に上げた。普通のunixなら/usrにある開発用のディレクトリやドキュメントを取り込んだりというせいもあるけど、それ以上にXcodeの肥大化が著しい。

というふうにOSやいろいろなアプリケーションをアップデートしたり新規に入れたりしているうちにiMacがどんどん遅くなってきた。

今回は思うこと考えたことを交えながらチンタラと書くことにする。それって、いつもの通りじゃん.....

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Raspberry Pi用pigpio Library - その9 [Raspberry Pi]

pigpioライブラリの概観(その1その2その3その4その5その6その7その8)の続き。あと残りはもうすこしだけ。今日はwaveformとpthread関連について。

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「宇宙は「もつれ」でできている」読了 [読書]

ルイーザ・ギルダー著、山田克哉監訳、窪田恭子訳、ブルーバックス。
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部分的にはそこそこ面白かった。いや、変な感想だな。いいんだか悪いんだかわからない.....

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キット・アームストロング ピアノ・リサイタル [クラシック]

女房が注目している若手のひとり(世界的に売り出している若手はいちおう全部注目するらしい)キット・アームストロングのコンサートが昨夜浜離宮ホールであったので二人で行ってきた。
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不満はいろいろあるけど、若い人の演奏を聴くのはやっぱり楽しい....

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稀勢の里優勝決定 [日常のあれやこれや]

やっと、優勝。
なぜか、タイムリーにこんなものが。
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一方で琴奨菊が去年は優勝今年は関脇落ち。今日の白鵬は足腰が弱いように見えた。今場所は幕内で4人も途中休場が出た。そのうち二人は横綱だし。ちょっと気になる。

YouTubeの「あなたにおすすめ」 [日常のあれやこれや]

これまでYouTubeのトップをブラウズすると、「あなたにおすすめ」にはいつも、UFOムービー、ドラレコの事故シーン、深海から引き上げられたUMA、心霊写真集、映画の怖いシーン集などなど、そういったのがなぜか真っ先に表示されていて、なんかYouTubeって殺伐としてるなあ、とずっと思っていた。これまでとくにそういうのばかりYouTubeで見ていたとは思えないんだけど、ずいぶん前からずっとそうだった。

ところが今日になったらトップのすべてが「【新番組】「キラキラ☆プリキュアアラモード」予告~」「Pretty Cure Dream Stars! Preview」「 映画「ポッピンQ」卒業ソング」「 魔法つかいプリキュア! 第49話予告 「さよなら…魔法つかい!奇跡の魔法よ、もう一度!」」「映画 『ポッピンQ』ダンスアニメーションPV」などなど、まったく、完全に、一変してしまっていた。

履歴を反映しているんだろうとは思うんだけど、昨日たまたま東映アニメーションの公式チャンネルを見に行っただけで、この変わりよう。そうか、なるほどなあ。ようするに、そういうことなんだよなあ。何事も商売だよなあ。「わてはなにわのあきんどだす」やなあ。

ふぉとしょじみた半透明の白いローブの女が階段を降りてるところや、巨大UFOがビルの向こうに現れてるところや、家族団欒の後ろで黒い男が逆さまにぶら下がってるところといったサムネールが並んでたのも悪くはなかったなあ、と今になって思ったりして。

「キラキラ☆プリキュアアラモード」 [日常のあれやこれや]

自分の住んでる横丁が地球全体と同一視されるようになる話を見ながら、そういえばプリキュアのシリーズ替えの季節だな、と思っていたら、次は「キラキラ☆プリキュアアラモード」だそうである。今季の「魔法使いプリキュア」はなぜかイマイチ萌えなかった(今までは萌えたのかよ)ので、次はどうかな、と思う。

プリキュアはコスチュームがどうもどんどんデコラティブになっていて「いくらなんでも」と感じるようになってしまったのが僕にとっての一番の問題。「アラモード」では「スイーツ」×「アニマル」だそうである。なんのこっちゃわからん。

僕は甘いものは基本的には好きなはずなんだけど、チョコ一口ケーキのホイップクリーム一つまみ羊羹一欠片食べただけでしばらくすると胸焼けが起こって半日苦しむようになってしまうので、ほんのおしるし程度にしか食べない。甘いものは苦手と言っていい。

今度のはキュアカスタードが首を傾げながら

「みんなも作ってアラモード」

とか言って締めるんだろうか。いや、それはない。

Raspberry Pi用pigpio Library - その8 [Raspberry Pi]

pigpioライブラリの概観(その1その2その3その4その5その6その7)の続き。今日はBitbang SPI、I2C、シリアルについて。

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Zeta関数の立体視 [日常のあれやこれや]

今年の年号「2017」は306番目の素数である。「博士の愛した数式」に出てくる数学者のように「ああ、2017は4を法にして1と合同だからふたつの平方数の和としてあわらすことができる素数だ。いや、それは決して珍しいことではない、ふたつの平方数の和で表すことのできる2017以下の素数は147個もある」などというともっともらしいかもしれない。

だからというわけではないんだけど、ちょっとしたきっかけで、正月の間の食っちゃ飲んで寝の繰り返しの中で Riemannのゼータ関数の振る舞いをMathematicaを使っていろいろ眺めていた。解析接続とはなんと不思議で強力な道具なんだろう、と改めて思った....

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あけましておめでとうございます [日常のあれやこれや]

近代美術パロディ年賀状シリーズ(いつのまにシリーズになったのかって?)。今年はキース・ヘリング風。
キース・ヘリング風.png
今年もよろしくお願いします....

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gsl 2.3 [日常のあれやこれや]

気がついたらgslが2.3になってた。もう2週間前。もう長いことgslを使って何か計算すると言うことはないんだけど、たまたま仕事でそう言うシチュエーションにならなかっただけで、ひょっとして必要になる場面があるかもしれないとはずっと思っている。

プログラミングは技術屋の「最後の武器だ」とつねづね僕は思っていて、XcodeやMathematicaと並んで、普段は使わないけどふところにgslをずっと携えて来た。でもバージョン0.台のころにチェビシェフ近似や非線形微分方程式でお世話になった以降は、この10年近く懐刀のままで出番はなかった。

gslの使い勝手に対してはいろいろな文句があるらしいけど、改めて中身を見てみると充実してきている。数値計算の広い分野にわたってそれぞれの分野のそれなりの人物が貢献している。残念ながら計算アルゴリズムを理解するためのものではないのでNumerical Recipes(なんかよくわからん、.recipesなんてドメインになってるのほうが勉強にはふさわしいけど、実際にコードを使おうとするとgslのほうが効率や精度では優っていてカバーする範囲も漏れが少ないと僕には思える。

もうずいぶん昔の話になるんだけど、gslのフロントエンドとしてMathematicaと同じシンタクスを受けるインタプリタを作って「なんちゃってMathematica」をでっちあげようと考えていた。気持ちの上ではインタプリタの構造やグラフプロットなんかの実装方針は出来上がっているんだけど、実際にコードを描き始めるところまで至っていない。それは日々の仕事のためのコードを書く必要の方が優先されて手が回らないのと、それなりに大きなコードになるので気合を入れてかからないとまたうやむやになってしまって、作業そのものが無駄になりかねないからである。

今日gslを眺め直して改めてフロントエンドを作りたくなってしまった。数値計算部分は十分Mathematicaに匹敵する。任意精度演算はMathematicaも結局GMLに乗り換えてしまったらしいので、あとの実装上の問題は代数演算だけが残されることになる。それもナイーブではあるけどLISPで実装されたシステムを知っているし、Mathematicaのインタプリタ本体はLISPの延長線上だと考えているので越えられる敷居だとは思える。

昔は定年になったら自分の好きなコードを書いて過ごそうと思っていた。まあそれは余程の蓄えがない限りは甘い考えだわな。もちろんたちまち立ち行かなくなるというわけではないけど、今となってはこの先トランププーチンシーチンピンのおかげで日本に何があるかわからないもんな。

Raspberry Pi用pigpio Library(番外編その3) [Raspberry Pi]

昨日の確認結果。Raspberry Pi3にD/AコンバータのMCP4922をSPIのstandard bus(pigpioの言うところの)のほうに繋いで1kHzの三角波を出力させたところ。出力中にはSPIのauxiliary busのほうに繋がったA/DコンバータであるMCP3208には60kHzぐらいのレートで他の信号を別スレッドから同時にサンプルさせている。
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自分で言うのもナニではあるけど、これはArduinoじゃないよとわざわざ注釈を入れたいほどの、ふぉとしょで描いたように安定した美しい三角波。変調度は10%ほどの浅いものなので、D/Aの非直線エラーがわかるほどではないが、よくみるとグリッジが出ているのはわかる。

オシロ右下の周波数表示もうれしいことを言ってくれている。ほんとかどうか知らないけど(出力ソフトもオシロも時計を使っているからそれなりに確度は高いか)。

ということでとりあえず、僕としては一件落着。
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